【GOGEN株式会社様】スピードを最優先!Dashcombで不足するエンジニアリソースを補充し高速サービスリリースへ!
2,3ヶ月毎に、新サービスをリリースする不動産売買のDX推進企業「GOGEN株式会社」。Dashcombをトライアル後、導入を即ご決定いただきました。高速なPDCAを回すGOGEN社のDashcomb活用方法をうかがいました。
GOGEN株式会社
企業規模
スタートアップ(<100)
業種
不動産
スタック
Go
TypeScript
React
Next.js
Storybook
NGINX
MySQL
Amazon Web Services
Github
Vercel
CircleCI
Datadog
Terraform
Docker
Slack
Zendesk
HubSpot
Buf Connect
Auth0
2,3ヶ月毎に、新サービスをリリースする不動産売買のDX推進企業「GOGEN株式会社」。Dashcombをトライアル後、導入を即ご決定いただきました。高速なPDCAを回すGOGEN社のDashcomb活用方法をうかがいました。
不動産売買手続きプラットフォーム「Release(レリーズ)」シリーズの「レリーズ本人確認」の業務フローをDashcombで管理いただいています。Dashcombでは事業者登録や請求データを確認したり、Dashcombの内容を元に経理の方が請求書対応をされています。
御社はDashcombの利用を検討しはじめてから、実際に使い始めるまでの期間が非常に短かったです。通常2〜3週間かかるところ、1週間でした。弊社のサービスを使う判断までの期間が短くできた背景や課題を教えてください。
-楠本さん
基本的には、初期ローンチのサービスほどお客様に見せない部分はあまりリソースをかけずに内部の人が使えれば良いと考えています。
弊社の当時の悩みとして、フロントエンドのリソースがかなり逼迫していて、バックエンドやインフラのリソースが少し余りつつあるといった状況がありました。
当時の状況を踏まえて、開発生産性を上げる選択肢として以前話をしていたDashcombを利用するのが良いのではと連絡をしました。
初回にDashcombに問い合わせをした時は、完全キャッシュレス駐車場精算システムの「Scanpa」というサービスの管理画面を検討していたのですが、駐車場の料金管理の仕組みが複雑なこともあり、自社で作成をしていました。当時話を聞いた際にも複雑なものでなければ十分に管理画面として利用できるという認識をもっていたので、別プロダクトを開発するときに「Dashcombが使えそうだ」と判断し、連絡をして使用を決めました。
Dashcomb自体の機能は知っていたこともあったので、初回導入までのスピードが早かったのかなとも思います。
「Dashcombが使えそうだ」と思われたベースラインと、Dashcombが満たしていた点を教えてください。
-楠本さん
1つ目は認証、認可がしっかりしている点です。ベーシック認証などではなく、人や何かしらの組織に紐づいているといった認可コントロールがあったこと。
2つ目は機能の部分で、アカウントのCRUD機能や請求書情報を閲覧するなどのサービスでよく使われる機能があったことです。
他のツールも検討しましたか?
-赤嶺さん
私の中では、前職で少し使っていたツールと比較検討しました。API実行部分が作り込まれているエンジニアフレンドリーな良いツールでしたが、管理画面としてはまだビューが出揃っていない印象で、どう表示するかという点においてはこれからという感じのサービスでした。そのため、今回そちらは試さずにDashcombを採用しました。
-楠本さん
Dashcombのトライアルをして大体のイメージが掴めていて、もうこれで使えそうだなと思えていましたし、料金的にも割と導入しやすかったので。スピードを優先して、検討ではなくもうDashcombで進もうよ、という形で進めました。
今回導入頂いたサービス「Release(レリーズ)」
Dashcombはデータベースを直に扱うCRUD操作とAPI経由でのCRUD操作の両方ができます。今回御社はほとんどAPI経由でのCRUD操作でしたが、APIを選択した理由を教えてください。
-楠本さん
今回、APIは管理画面用に単独で開発するのではなく、別のところでも使うものを開発しました。内部のハンドラーといったサービス層でリソースを共有しています。したがって、インターフェースは別で分けていますが、中のロジックは共通です。例えば、組織を作るなどのロジックは共通化しています。
共通化したAPIは単独で作るのもコストはかかると思いますが、データベースを直接操作するよりはその方がいいというご判断ですか?
-楠本さん
そうですね。バリデーションチェックなどのロジックが絡む部分があるので、データベースの直接更新はなかなか難しいだろうと判断しました。実際に本人確認プロダクトではAuth0を使っていますが、アカウント発行して関連するデータを作ることを考えると、データベースを直で触るのはやっぱり怖いですね。アプリケーションにロジックを閉じ込めておきたい、APIに寄せたという感じです。
最終的には赤嶺さんに実装いただきましたが、おまかせプランはいかがでしたか。
-赤嶺さん
導入時の始め方が分からないときに、質問できる方が担当でついてくれるのはすごく助かりました。
Dashcomb のおまかせプラン…新規サービス開発やスタートアップで「すぐに対応できるリソースがなく困っている」という声にお応えして、仕様整理から制作まで、すべてを代行する「おまかせプラン」をご用意しております。
Dashcombの操作には慣れましたか?
-赤嶺さん
そうですね。初見の頃と比べたら全く解像度が異なりますね。
慣れるのにそこまで時間はかからなかったです。コンポーネントやUIの配置に関してはすごく使いやすかったですし、保管も充実していて、1回書き方を学んだ後だと、すぐ書いたり、応用させたりすることができました。サンプルアプリも参考になりましたし。
そのようなノーコード寄りの領域も、現在はローコードによる自由度を優先して、ローコードに寄せた機能にしています。ローコード故にコーディングの実行順序が分からないというのは社内でも議論し、計画しています!
管理画面の社内の運用状況はいかがでしょうか。
-楠本さん
8月にお客様にサービス提供を開始しました。管理画面はエンジニアメンバーとサポートメンバーが使っていて事業者登録や請求データを見ています。これを元に経理の方が請求書対応をしています。
運営する方に管理画面の使い方の説明やマニュアルは必要でしたか?
-赤嶺さん
社内の全社共有会で1回デモをしただけですが、それ以降、特に問題が起きていない感じです。初見の人でも使いやすいんだろうなと思います。
運用してみて、効果などの実感はありますか。
-赤嶺さん
そうですね。まだ必要最小限の機能として使っている段階で、毎日使うのではなく、新しくお客さんが取れた時にアカウントを作る感じです。
今はまだ「これが動かないんだけど」などの問い合わせは上がっていないので、きちんと動いてるんだなと思っています。
Slackでの質問対応等はいかがでしたか。
-楠本さん
今までいろいろな事業者さんと関わってきたのですが、レスポンスが一番早かったと思います。何かあったときにはすぐに返答がありました。逆に言うと、私が他にフォローする必要もなく、赤嶺さんがすぐに言ってすぐに返答が返ってきて、「あ、なんかやってるな」という感じで。めちゃめちゃレスポンスが早くて助かります。管理画面を作る時間が限られる中で一気に作りあげたい時に、すぐに返信が来たのはとてもありがたかったです。
引き続きその辺りはキープできるように頑張ります!
使いづらい部分や改善してほしい部分はありますか?
-楠本さん
今はGoogleのアカウントに全て紐づいていますが、ある程度複数人で共通化できるようなものがあるといいですね。サクセスの「チーム」に紐づけたい、「人」には紐づけたくないというときがあります。人員が入れ替わったり、担当者が変わったりするので。
イメージだと、メーリングリスト単位での管理ですね。メーリングリストのグループにあって、そこに動作が紐づいている感じです。そのため、中の対応者が変わったり、例えば業務委託の方に入ってもらったりする可能性もあります。その都度アカウントを発行するよりは、そのグループ単位で使えるとありがたいかもしれません。弊社の業務的な希望ですが、Dashcombは人数あたりの課金だと思うのでこれは難しいかなと思いますが。
支払の問題というよりは、アカウントのスイッチングやマネジメントが大変ということでしょうか。
-楠本さん
そうです。支払も気になりますがマネージメントが大変ですね。特に、共通メールアドレスを作ろうとしたときに2要素認証を解除するなど、Dashcombの外で操作しないといけないので。
他にも、zendeskなどのサポートツールや電子決済のサービスは共通アカウントを使って業務委託の方が操作する業務設計になっています。業務フロー上、共通アカウント単位を使っていることが多いので、Dashcombだけ人単位の発行だとばらつきが出ます。
Dashcombがアカウントベースで設計されている理由のひとつに、誰がいつ何を操作したのかを記録するログ管理機能があります。共通アカウントを使うと、いつ誰が操作したのか分からなくなりますが、それは問題ないですか?
-楠本さん
今のフェーズならば大丈夫ですが、今後人が増えてくるとそうではなくなる瞬間があると思うので、その辺りはトレードオフかなと思います。管理画面は操作ログを見たくなる瞬間はあると確かに感じます。
今後Dashcombのページ追加や機能追加の予定はありますか?
-赤嶺さん
そうですね、今は本人確認プロダクトだけの利用ですが、これから開発する他のサービスがあるので、そちらともどんどん連携して使っていく予定です。別の枠で契約するかもしれないですが。本人確認のページの横にタブが増える感じですね。
自分達の限られたリソースをどこに投資するか、ローコードツールはその選択肢を広げてくれると考えています。我々のようなスタートアップでは、あらゆるものを自分たちで作っているとサービス提供が大幅に遅れてしまうため、サービス提供を加速させてくれるローコードツールは非常に強力な手段と考えています。
特に、サービスを複数爆速に開発する中でも管理画面の構築は常に考えさせられるテーマであり、Dashcombはここをローコードで達成し柔軟に拡張可能な仕様となっている為非常にありがたいです。
気になる方は、まずは使ってみて自分達の組織や開発にマッチしているか検討してはいかがでしょうか。
Releaseは、不動産売買のあらゆる取引業務の情報を集約することで、エンドユーザーになめらかな体験を提供するプラットフォームサービスです。現在、Release電子契約やRelease本人確認などのサービスを通じて、不動産売買取引の重要な取引をサポートしています。
現在は、Release電子契約、Release本人確認とReleaseシリーズのサービスを提供していますが、まだまだ不動産売買に関わる取引業務は多く、不動産売買取引をReleaseプラットフォームのみで完結するには足りていないです。次の新たな価値を提供すべく開発に努めてまいります。
貴重なお話をありがとうございました!
引き続き、お役立ていただけるよう改善を進めてまいります。
<今回導入頂いたサービス>
不動産売買手続きプラットフォーム「Release(レリーズ)」 https://release.estate/
消費者と不動産事業者双方の取引体験を革新的に向上さ不動産売買の手続きプラットフォームです。消費者は専用の「マイページ」を通じて、電子契約やデジタル本人確認等の売買手続きをワンストップで完結することが可能。さらに、電子契約や本人確認により取得した物件情報や顧客情報等を集約・統合したデータを決済、住宅ローン、火災保険などの各種手続きと連携させることで、取引全体の手続きをより滑らかに進めることができます。そして、手続き完了後もマイページを通じて消費者と不動産事業者は継続的なコミュニケーションを行うことができ、購入後のアフターフォローや、リフォーム、売却相談など、新たな取引機会の創出ができます。